巨星堕つ

日々の営業お疲れさん

 

つい先日、叔父が亡くなった

 

私の幼少期

兄妹そろって回転寿司に連れて行かれては

『エビはしっぽまで食べなさい』と躾を受けた事を今でも覚えている

 

もちろん妹にも同様の立ち居振る舞い

女、子供も関係なく、とても厳格な方だった

 

しかし、その立ち居振る舞いの背景には

とてつもない人生を歩んできたことを告別式で知ることとなる

 

 

叔父は1925年に生まれ93歳という人生で幕を閉じた

 

その中で

ソ連との戦争で兵士となり骨も肉も残らぬ残酷な時期を経験されている

 

米の代わりに味のないトウモロコシを食べ

食料不足から『塩』がパワーの源であることなども経験された

 

仲間や最愛の妻との死別

 

さらには3度にわたる大病を患ったせいで

子孫を残すことも出来ない身体になったという、、

 

そんな壮絶な人生を送りながらも最後に綴った『叔父のメッセージ』は

 

【万事が益となる】という言葉である

 

人生での苦楽は自らの成長のためにあったと

深い深い言葉を残し、この世を去っていったのである

 

 

それを受け今の自分と照らし合わせてみる

 

人材不足、売上低迷、展開スピードが遅い

全てにおいて自分の悩みが小言レベルと痛感した

 

クヨクヨしてる自分がしょぼいと思った

 

死に直面した事のある叔父からすれば

 

今まさに我々の前に立ちふさがる、しょっぱい出来事は

『身体にパワーを与える塩』なんだ!

 

と問いかけられているように感じた

 

今年45歳を迎える私でも、叔父の半分も生きていない

生きていくうえで、塩を必要とする

 

自分を逞しくしてくれる出来事に感謝が足りんのだと

自分の人生を見つめ直す貴重な時間となった

 

叔父さん!

有難う御座います!

 

その、厳しさの裏側にある人を思いやる真の優しさに触れ

教育の原点を垣間見た気がします

 

私も経営者の身

少なからず『部下』という希望を雇っています

 

叔父さんのメッセージを真摯に受け止め

厳しくも優しさのある教育で次世代に語り継いでいこうと思います!

 

どうか安らかに

見守っていて下さい。

 

お世話になりました。

 

今日の【隠し味】

 

万事は益となす!